矯正治療は何歳からでも始められますが、気付いたときにすぐ相談がよいでしょう。
親兄弟の顔や体型が似るように、歯並びもかなりの確率で遺伝します。
しかし、遺伝だからといって治しにくいことはありません。また、日常なに気なくしてしまっている癖さえも、歯並びを悪くすることがあります。例えば、指しゃぶり、爪や唇をかんだり、舌を前に出す癖や口で呼吸をする癖も治したほうが良いでしょう。
咬み合わせは上下の歯並びの関係で成り立っていますので、
基本的に上下全て歯に装置を付けて理想的な位置まで動かしていかなければなりません。
しかし歯並びの程度によっては、100%理想的な歯並びにならないかもしれませんが、
一部のみ装置を付けるプチ矯正(部分矯正)ができる場合もあります。まずはご相談ください。
個人差はありますが歯が浮いたような違和感や、咬むと痛いといった症状が現れることがあります。
我慢できないほどのものではありませんし、数日で痛みはなくなります。
痛みに弱い方には、痛み止めを処方することも可能です。
矯正装置を付けることによって、一時的に発音しにくくなることはありますが、慣れるにしたがって発音も回復しますので心配ありません。
以前、テレビのアナウンサーの矯正治療にたずさわったことがありましたが、『慣れてしまうと特に問題ない』と言われていました。
通常のスポーツ(野球・サッカー・剣道・テニスなど)であれば問題ありません。
テニスプレイヤーのヒンギスも矯正治療をしていたんですね。
スポーツ選手は咬むことで力を発揮するので、咬み合わせがとても大切なんです。