QandA

  • 歯の痛みと治療について
  • ホワイトニングについて
  • インプラントについて

歯の痛みと治療について

Q1:冷たい物、熱い物がしみるのは虫歯ですか?
そうとも限りません。歯の神経は痛覚(痛みを感実ところ)のみなので、熱の刺激でもそれが伝わることでしみることがあります。なので、痛い=虫歯という訳ではありません。
Q2:歯が痛いので冷たいタオルで冷やしても大丈夫ですか?
基本的には冷やさないほうが良いと思われます。腫れたり、熱を持つというのは身体が治そうとする反応であり、無理に冷やすとその反応を阻害してしまって治るのが遅くなることがあります。
また、冷やしすぎることで後にしこりが残ったりすることもあるので、痛むときは痛み止めを服用するようにしてください。
Q3:詰め物が取れてしまったのですがどうしたらよいでしょうか?
そのままにしておくと、痛みが出てしまったり、虫歯が進行してしまうことがありますのでなるべく早めに治療が必要です。
Q4:知覚過敏症はどうすれば治りますか?
治る治らないというよりも、知覚過敏は歯ブラシの仕方だったり、歯軋りだったりなどの生活習慣に起因する疾患でもありますので、その改善が必要なときもあります。あまりにひどい症状の時は場合によっては神経をとることもあります。
Q5:甘いものがしみたり痛いと感じるのに、辛いものは感じないのですか?
  また、なぜ甘い物がしみるのでしょうか?
浸透圧によって濃度にムラが出来ると圧力が生じます。その刺激によって痛むことがあります。
Q6:お酒を飲むと歯が痛むことがあるのですがなぜでしょうか?
血行が良くなることで、歯の中の神経(歯髄)が炎症を起こしているところが痛くなることがあります。
Q7:口臭の原因は何ですか?
原因は様々ですが、口の中に原因があるとすれば虫歯や歯周病、舌の汚れなどが考えられます。また、胃や全身疾患が原因で口臭を伴うことがあります。
Q8:口臭の予防法はありますか?
歯科の領域では、虫歯や歯周病の治療をしっかりと行った上で、日々のブラッシングが重要となります。
(舌苔の除去やフロスも…)
Q9:歯は年とともに磨り減ったり、老化したりしますか?
歯が老化するということはありません。歯軋りや喰いしばりなどをしている場合は磨り減ります。
Q10:3MIX-MP法とはどのような治療法ですか?
3つの効果の異なる薬を使用して幅広い菌に対処します。薬の効果を期待することで歯を削る量を最小限に抑えることが可能です。
Q11:麻酔はどれくらいの間、効いていますか?
個人差はありますが、2~3時間程で切れてきます。まれに半日くらい効いている方もいます。
Q12:痛くない歯を治療したのにしみるのはなぜですか?
歯の神経は痛覚しかありません。故に削るということの刺激によって神経が敏感になりますし、削った後は神経を覆う壁が薄くなるのでしみることがあります。
Q13:神経を取った後に痛むのはなぜですか?
歯の根っこの尖端で神経を切断して除去するので、そこには傷口が出来ることになります。その傷口の感染や出血が痛みの原因です。術後の痛みに関しては神経の感染の度合い、炎症の進行度合いや痛みの感受性などで個人差はありますが、3日~1週間ほどで痛みは消失します。
Q14:神経がない歯が痛むのはなぜですか?
歯の中が痛いのではなくて、その周りの骨の中に痛む原因があるからです。
Q15:治療した歯がまた虫歯になるのはなぜですか?
詰めた(被せた)物と天然の歯との境は顕微鏡レベルの継ぎ目があり、そこから細菌が侵入しやすいからです。
Q16:毎食後に歯を磨いているのに虫歯が出来るのはなぜですか?
歯磨きが不十分で磨き残しがあるか、虫歯菌が多く虫歯になるリスクが高いのかも分かりません。虫歯菌の数(虫歯になりやすいリスク)は検査によって調べることが出来ます。
Q17:歯磨き粉の中の成分と歯に対する効能を教えてください。
フッ素配合 ⇒ 虫歯予防   塩化ベンゼトニウム・トリクロサン ⇒ 殺菌作用(菌の抑制)
硝酸カリウム・乳酸アンモニウム ⇒ 知覚過敏抑制   グリチルリチン酸・塩化リゾチーム ⇒ 消炎作用
塩化ナトリウム ⇒ 血行促進作用
※リナメル・・・ナノ粒子がエナメル質の凹凸を修復する
※ティートゥリー(デンタルK)・・・配合されるアロマの中のティートゥリーが細菌の増殖を抑制する。
Q18:電動歯ブラシって良いのでしょうか?
どれでも良いわけではありませんが、当院ではソニケアを進めています。ソニケアは音波電動式で効率がよく歯垢を除去し、液体の流動性によって歯の間や歯周ポケットの中の歯垢を洗い出してくれます。歯肉に対する害も無く、歯の表面に付着する着色や(細菌の膜)バイオフィルムをも落としてくれます。
Q19:磨きすぎて歯が削られたりしないですか?
力が強すぎたり、ストロークが大きいと歯肉を傷つけたり、根元の歯質を削ることがあります。正しい磨き方であれば長時間磨いても削れる心配はありません。
Q20:歯肉から出血するのですが、普通に歯磨きしても大丈夫でしょうか?
強い痛みを伴わない出血は歯肉の中に溜まっている悪い血を出すようなものなので、逆にしっかり磨いていただいて、歯肉を引き締める必要があります。また、痛みを伴う場合は歯肉に傷が付いてしまっている場合がありますので気をつけて磨くようにしてください。
Q21:タバコを吸うと歯周病になるって本当ですか?
喫煙は血流を悪くするので、歯周病の進行を早める要因となります。
Q22:歯を抜かなければならないのはどんな場合ですか?
その歯を残した場合、周囲の組織に問題が起こる場合です。例えば、虫歯で治療が不可能なときや歯周病でひどくぐらついてしまうときなどがそれに当たります。
Q23:妊娠中ですが、レントゲン撮影しても大丈夫ですか?
安定期に入っていれば、問題は無いのですが、念のため本当に必要でない限り撮影は控えます。
Q24:妊娠中の治療は大丈夫ですか?
抗生剤など使えない薬もありますが、大体の治療は問題ありません。
Q25:妊娠中は虫歯や歯周病になりやすいですか?
ホルモンバランスが崩れることで虫歯になりやすくなるといわれています。また、つわりで歯磨きがしづらくなり、汚れが溜まりやすいのも原因の一つです。
Q26:授乳中ですが抗生剤、痛み止めを服用しても大丈夫ですか?
抗生剤は控えた方が良いと思われます。
Q27:義歯では食べ物がおいしくないと感じるのはなぜですか?
生きている歯は「歯ごたえ」というものを感じるセンサーがあります。食べ物は味・臭い・見た目以外に歯ごたえもおいしいと感じる大切な要素です。義歯ではそれが再現できません。また、義歯で粘膜を覆うことで、温度が伝わりにくくなります。更には粘膜のなかにある味を感じるミライをふさいでしまうからです。
Q28:保険治療と自費治療の違いは・・・?
日本の健康保険は、悪くなってしまった歯を「最低限悪くない状態にする治療」を目的としています。 よって、「より機能的にする治療」「見た目をよくする治療」「将来悪くならないように予防する治療」には健康保険は適応されません。 良質な材料を使用したり、矯正、インプラント治療などの機能性や審美性を重視した治療は自由診療となります 。

ホワイトニングについて

Q1:審美歯科ってなんですか・・?
審美歯科とは、美しさと自然な口元に焦点を当てた、総合的な歯科治療のことです。 歯には機能と審美がありますがその両方に焦点を当てて、患者さんの希望を取り入れた歯並びと色をその人の顔にマッチさせた口元の 健康と健康美を求めていこうというのが審美歯科であります。
Q2:ホワイトニングは誰でもできますか・・?
ほとんどの方は可能ですが、虫歯がある場合や重度の歯周病がある場合は治療を優先しなければなりません。
Q3:ホワイトニングは身体に害を及ぼさないのでしょうか・・?
ホワイトニングで使用する薬剤の主要成分は過酸化尿素や過酸化水素です。 歯のホワイトニングに関しては多くの研究と臨床例が報告されており、歯や歯肉に悪影響を及ぼすことなく安全に使用することができます。
Q4:ホワイトニングの効果はどれくらい持続しますか・・?
個々の歯の性質や生活習慣によってことなりますが、3ヶ月~2年ほどです。
しかし、カフェインやタバコ、お茶など着色の原因になるものを日常的に摂取している場合は定期的なクリーニングが必要になります。
Q5:どんな歯でも白くなりますか・・?
セラミックや既に広範囲に及ぶ被せ物をしてある場合には効果はありませんが、それ以外の状態のほとんどの歯に効果があります。
Q6:ホワイトニングのメンテナンスは・・?
6ヶ月から1年に1回は継続的にホワイトニングを行った方が白い状態を維持できます。
クリーニングの併用で一層の効果がでます。
Q7: ホワイトニングで注意することはありますか?
オフィスブリーチング後の48時間は非常に色を吸着しやすい状態になっています。その為 タバコ、コーヒー、ウーロン茶、カレー、醤油、赤ワイン等の色素の強い食品は避けてください。
Q8:後戻りがあった場合、初回と同じ時間と費用を要すのですか?
後戻り防止にはオフィスは年に2~3回定期的にやることをお勧めします。
Q:詰め物や白い被せ物も白くなりますか?
ホワイトニングは歯に作用するものですので、詰め物や被せ物を白くすることは出来ません。
Q9:ホワイトニングに使用する薬剤で知覚過敏になったりしませんか?
一過性の知覚過敏になる可能性は大きいですが、徐々に落ち着いてくるはずです。
Q10:ラミネートベニアとはなんですか?
ラミネートは"薄い"、ベニアは"貼り付ける"という意味です。歯の表面を爪の厚さほどに削り 付け爪のように薄いセラミックスのシェルを貼り付ける方法です。主に前歯や小臼歯に適応し、透明感も本物のはとほとんど見分けが付かないほど自然に仕上がります。
Q11:どのような歯に適していますか?
ホワイトニングでは白くすることの出来ない変色歯や、色と同時に形を整えたい場合に適します。 極端に歯並びが悪い人や、エナメル質が充分にない歯には不向きです。
Q12:痛みはありますか?
歯の表面のエナメル質しか削らないので、痛みはほとんどありません。この方法は他と比べても歯を削る量が極端に少なくて済み、歯へのダメージを最小限に抑えることが出来ます。
Q13:すぐ取れたりしませんか?
強力な接着剤で貼り付けるため、よほど乱暴な使い方をしない限りは簡単にはがれたりすることはありません。
Q14:耐久年数はどれくらいですか?
使い方、かみ合わせ、歯軋りなど色々な要件があり、個人差はあります。特に問題が無ければ十数年もっても不思議ではありません。しかし、虫歯や歯周病のケアがしっかり出来ていることが前提となります。

インプラントについて

Q1:インプラントは誰でも適応できるのですか・・?
骨の成長が落ち着いた20歳前後から、ご高齢の方でも条件が揃えば可能です。
インプラントはそれを打ち込むだけの顎の骨が十分にあるかどうかが重要なので場合によっては骨の移植などが必要になります。
Q2:インプラントと入歯の違いは・・?
インプラントは歯の抜けた部分に人工歯根を植え、そこに人工の歯を装着します。
機能性と審美性が優れており、自分の歯のように自然な状態を取り戻せ、入歯より良く噛めます。
また、インプラントが顎の骨に力を加えるので、骨が痩せて顔が老化するのを防ぎます。
Q3:どんな人がインプラントに向きますか?
インプラントを埋め込むのに必要なだけの骨があれば大丈夫です。
Q4:インプラントが合わないひとはいますか?
糖尿病など外科処置の禁忌の方には施術できません。また、インプラントを埋め込むだけの骨量がない方や、プラークコントロールが不良な方には向きません。
Q5:年齢によってインプラントが出来ないということはありますか?
年齢は関係ありません。
Q6:インプラントはどのくらいの治療期間を要しますか?
上顎で3ヶ月半 下顎で2ヶ月程です。(抜歯直後など骨の状況次第では半年かかる場合もあります)
Q7:インプラントの寿命はどれくらいですか?
人によって異なるので一概には言えないのですが、プラークコントロールの悪い人は早期に脱落することもあります。インプラントは人工のものではありますが歯周病にはなりますので、より長く持たせるためには歯周病のメインテナンスが必須条件です。